雪情報 - 4月16日(日) 8時現在
<積雪情報>
昨日までの積雪状況よりは良くなっているものの、依然として旧―新雪層間の弱層は残り、雪崩に関して危険な状況は続いている。
また、稜線上の積雪は硬く凍りついており、アイゼン・ピッケル必携で、かつそれらを使いこなせる技量が求められる。
慎重な行動を心掛けてください。
雪情報 - 4月15日(土) 8時現在
<積雪状況>
非常に危険な積雪状況が続いている。
旧―新雪間の弱層は解消されておらず、観測場所でのハンドテストに対する反応は、昨日に比べてより顕著となった。
視界も悪く、安易な行動は危険。
雪情報 - 4月14日(金) 17時現在
旧雪層の上に、4月12日以降に降った新雪層(観測地点で約30cm)が載っている。旧雪層は130cm深までほぼ“ざらめ雪” であり、新雪層はスラブ化が進んだ“しまり雪”である。旧―新雪層間に“こしもざらめ雪”が発達している。
旧―新雪層間の“こしもざらめ雪”が弱層となっており、ハンドテストに顕著に反応する。この弱層に起因すると思われる自然発生雪崩は見られないものの、弱層の存在やその性質と、新雪層のスラブ化を勘案すると、危険な積雪状況だと考えられる。
室堂平周辺全域で危険度が高い状況だが、特に沢状地形など雪が吹き溜まった場所では弱層が深く埋没し、長期間維持される可能性があり、危険度が一層高い。積雪表層がスラブ化しているため一見安定しているように感じるが、新雪層が浅い場所でのスキーカット等が引き金となって弱層の破断が広範囲に及び、大規模な雪崩を発生させる可能性もある。
雪崩地形に限らず、沢や開けた斜面に近づくべきではありません。また今後の積雪状況の変化や天候の推移次第では、雪崩の危険度がより高まる可能性もあるので、明日以降も最新の情報を確認してください。好天や滑走等の楽しさに目を眩ませられることなく、安全を最優先に行動を決定してください。
<参考情報>
・国見岳周辺などで、4月7~8日の雨が原因だと思われる湿雪雪崩の痕跡が認められる。旧雪層の温度も高いので、今後の天候次第では、旧雪層に起因する湿雪表層雪崩の発生も考えられる。
※必ず室堂ターミナル内の入山指導員ブースに立ち寄り、入山届を提出し入山指導員から指導を受けてください※
室堂平から浄土山を望む
雪情報 - 4月14日(金) 11時現在
雪情報 - 4月14日(金) 11時現在