雪情報 - 5月2日(火) 8時現在
<積雪状況>
・観測地点での新雪約20cm。昨日は終日北西よりの風が卓越していたことから、南側の斜面等では、より多くの雪が吹溜っていると考えられる。
・表層約10cmが風に叩かれてスラブ化しており、その下約10cmがアラレ交じりの結合の緩い新雪。
・新雪~旧雪ともに、層内に顕著な弱層は認められないものの、硬度の違いは複数層で認められる。この境界が滑り面になる可能性がある。
気温の低い午前中は、特に吹溜りや開けた大斜面での乾雪表層雪崩に警戒が必要です。
さらに、昼過ぎからは気温の上昇に伴い、全方位で湿雪雪崩に注意してください。湿雪雪崩が多発した4月30日の状況に似ているようにも感じます。点発生の雪崩が予想以上の大きさに発達する可能性もあります。
雪質の変化、周囲の雪崩の発生状況、地形等をよく見て、安全な行動を心がけてください。