立山室堂 山岳スキー情報

新雪20cm、特に吹溜り等での雪崩に警戒。午後は、気温上昇に伴い湿雪雪崩に注意。

雪情報 - 5月2日(火) 8時現在

  • なだれに注意
  • 危険な状態
  • 非常に危険な状態
  • 行動の自粛を要請

  • 日付
    2017/5/2
  • 時間
    8:46 AM
  • 場所
    立山センター裏(標高2,450m)
  • 天候
    快晴
  • 気温
    0℃
  • 風向き
    北東
  • 風速
    微風m
  • 24H降雪
    20cm(吹溜りはさらに多い)
  • 積雪深
    760
  • 視界
    良好

<積雪状況>

・観測地点での新雪約20cm。昨日は終日北西よりの風が卓越していたことから、南側の斜面等では、より多くの雪が吹溜っていると考えられる。

・表層約10cmが風に叩かれてスラブ化しており、その下約10cmがアラレ交じりの結合の緩い新雪。

・新雪~旧雪ともに、層内に顕著な弱層は認められないものの、硬度の違いは複数層で認められる。この境界が滑り面になる可能性がある。

 

気温の低い午前中は、特に吹溜りや開けた大斜面での乾雪表層雪崩に警戒が必要です。

さらに、昼過ぎからは気温の上昇に伴い、全方位で湿雪雪崩に注意してください。湿雪雪崩が多発した4月30日の状況に似ているようにも感じます。点発生の雪崩が予想以上の大きさに発達する可能性もあります。

雪質の変化、周囲の雪崩の発生状況、地形等をよく見て、安全な行動を心がけてください。